お持ちの不動産を売却したいと考えたとき、まず気になるのはどのくらいの価格で売れるかということではないでしょうか。
売却前に査定して価格帯の相場を把握しておくことは大切ですが、査定にも種類があってどの方法を利用するか迷ってしまう方も多いかと思います。
今回は不動産売却を検討している方に向けて、不動産を査定する方法の種類についてご紹介します。
不動産売却前に自分で相場調査をする方法とは？
プロに相談する前に、ご自身でも物件の価格相場を確かめることが可能です。
自分で調査する際の方法として、類似物件を検索してみるという手段があります。
売りたい不動産の近隣や似た条件の物件を探し、どのくらいの価格で売り出されているかチェックしてみましょう。
また、国土交通省のホームページから公示地価と呼ばれる価格を調べることもできます。
公示地価は不動産の価格付けや固定資産税・相続税などを決めるための公的な価格です。
これらの価格は一般的な事例をもとにした数字であり、買主のニーズや物件の状態などで価格は変わるため、あくまで参考として調べてみてください。
不動産売却前の査定方法①机上査定とは
不動産会社に査定を依頼する場合、方法のひとつとして机上査定（簡易査定）があります。
机上査定とはその名のとおり、実際の不動産に訪問せず、過去の事例などをもとにしておおよその価格を算出する方法です。
机上査定のメリットは、結果が出るまでの早さと価格の手頃さです。
現地に行かずにインターネットなどの情報を参考にするため、最短当日～3日程度で結果が出ることもあります。
一般の方が閲覧できない不動産業者専門のサイトなどを根拠として査定レポートを作成するため、自分では調べられない情報を手に入れることが可能です。
また、机上査定は基本的に無料でおこなってもらえるため、訪問査定を依頼する前の参考として利用してみるのも良いかもしれません。
不動産売却前の査定方法②訪問査定とは
現地に行かずに価格を出す机上査定に対して、訪問査定は実際に不動産を見て判断する方法です。
訪問査定をおこなうメリットは、より精度の高い査定価格を算出できる点です。
実際に不動産を見るだけでなく、竣工時のパンフレットや固定資産税・建物の耐震性などを根拠とするため、実際の販売価格に近い数字を出しやすくなります。
訪問査定を依頼する場合、事前に必要な書類がないか確認し、当日までに用意しておきましょう。
何の書類で査定するかは各業者によって異なるため、訪問前に必ず必要書類を業者に確認してください。
また、できる範囲で掃除や設備修繕をしておくことも大切です。
見た目や設備の故障などは査定価格に影響するうえ、実際に売却するにあたって査定時に撮影した写真を利用することもあります。
なるべく高値で売却できるよう、事前にやっておくべきことを押さえたうえで査定してもらいましょう。
まとめ
不動産を売却する際、より良い条件で売るには適切な価格帯を把握しておく必要があります。
自分で調べられることはあらかじめ調査し、物件の相場を把握したうえで机上査定や訪問査定の利用を検討してみてください。
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