相続などで家を受け継いでも、誰も住む方がいなくて空き家になる場合は注意が必要です。
もし空き家で火災が発生すると、重大な責任問題に発展するかもしれません。
空き家を所有している方が知っておきたい、火災の原因と対策をご紹介します。
空き家の火災の原因について
誰も住まない家は火の元がないため、火災にならないのでは?と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、消防庁が発表した空き家の火災原因によるデータによると、平成24年では約12%が放火であり、放火疑いも含めると約20%あることがわかっています。
また、同じく消防庁による発表によると、平成30年全火災の10%が放火だというデータがあります。
全体の火災の割合と比べて、誰も住まない家の放火割合は高いことがわかるでしょう。
誰も住んでいない家は、タバコのポイ捨てによる火災の恐れや故意に放火するケースもあるかもしれません。
ほかにも、空き家での火災の原因は、放火・タバコのポイ捨て・ガス漏れ・配線機器のトラブルなどがあります。
空き家で火災がおきないための対策
空き家の火災の原因は、ほとんどの場合、管理不足が問題となっています。
放火犯に狙われやすいのは、人目がなく容易に侵入できる家です。
また、家の周りに燃えやすいものを置いてある場合も、注意が必要でしょう。
そのほか空き家は、ガス漏れや配線機器のトラブルで火災がおきることがあるため、適切に管理しましょう。
対処法としては、灯りの設置、戸締りをする、周囲を片付ける方法があります。
また、管理会社に依頼して、看板を設置してもらう方法も有効でしょう。
ほかには、問題があれば連絡してくれるよう近所にお願いする方法もおすすめです。
空き家で火災がおきたときの責任について
火災がおきてしまい隣家に被害が及んだときの責任について気になるのではないでしょうか。
失火責任法によると、重大なる過失があるときは所有者が責任を負うとあります。
重過失とは、火災が予想されながら対策を取らなかった場合です。
たとえば、放火未遂の事実を知っていながら、なにも対策しなければ、重過失となる恐れがあります。
また注意が必要なのは、防犯用に照明を設置しており、電気機器のトラブルで火災になるケースです。
このような事態を防ぐためにきちんとした管理が大切です。
まとめ
空き家を所有している場合は、適切な管理が重要です。
遠方で管理ができない場合は、管理業者に依頼する方法も検討してください。
また、今後も空き家を利活用する予定がなければ売却を検討するのもおすすめです。
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