住宅の購入にはまとまった資金が必要です。
そのため、長く快適に住める家を手にするのが理想でしょう。
そして、これを実現するために長期優良住宅の購入を検討する方も少なくありません。
今回は長期優良住宅についての説明と、購入した場合のメリットとデメリットを解説します。
長期優良住宅を購入するとは?
まず最初に、長期優良住宅が何を意味するのかについてを見ていきましょう。
これをわかりやすく言うと、長く快適に暮らせると国から認められた住宅のことです。
国が定めた条件を満たせば認定を受けることができ、税制面での優遇措置が受けられるようになります。
条件の例をあげると、住宅の構造や設備が長期使用に適したものであるか、一定面積以上の居住スペースを有しているか、居住環境等への配慮をおこなっているかなどです。
日本の住宅寿命は世界のなかで短いと言われています。
その理由の一つに、世代ごとに新しく家を建てる家庭が多く存在することがあげられます。
たとえば、親から譲り受けた土地に自分たちで住宅を建て、それが古くなり息子の代で新しく建て直すといったようなケースです。
これは、経済面ばかりでなく地球環境にも大きな影響を及ぼしています。
これを回避するために、良い住宅を建てしっかりとメンテナンスをおこない、長く住むことを目的にするのが長期優良住宅の購入なのです。
長期優良住宅購入のメリット
この住宅購入の最大のメリットとは、世代を超えて長く快適に住み続けることができる点でしょう。
国が定めた条件を満たしているということは、高性能な住宅であるとも言えるからです。
高齢の家族のためには断熱性が高いほうが安心で、大きな地震が起こっても耐震性が高ければ建物の損傷を小さく留めることが可能になるからです。
さらに税制面でのメリットを見ていくと、固定資産税が当初5年間半額に減税されるなどの措置が適用されます。
控除対象になる住宅ローンの借り入れ限度額も、一般住宅が最大4,000万円なのに対し長期優良住宅では5,000万円までが対象になります。
ただし気をつけたいのが、これらのメリットを得るためには審査に通る必要があり、申請書の作成にも費用がかかります。
そして、審査に通るためにはそれに見合った性能を住宅に備える工事が必要なので、その費用と得られるメリットを綿密に計算した上でこの住宅購入を決めることが重要です。
長期優良住宅購入のデメリット
この住宅が持つデメリットとは、メンテナンスに手間と費用がかかることです。
長く快適に暮らせるという条件をこれから先も守っていく義務が生じるからです。
そのため、建築前に提出した維持保全計画書に沿ってメンテナンスをおこない、問題があればその都度修繕が求められます。
また、建築時の工事費用も一般住宅と比較して割高になる点もデメリットだと言えるでしょう。
まとめ
長期優良住宅とは、国が満たす条件をクリアした長く快適に暮らせる住宅のことです。
この住宅購入により税制面などでの優遇を受けることもできます。
ただし、審査に通る水準の設備を導入するには多くの費用がかかるため、メリットとデメリットをよく見比べることが重要です。
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